2007/02/24

仁義なき戦い <1973/日本>

仁義なき戦い <1973/日本>

★★★★★★★★☆☆ (8points)

最高です。文句なしです。何度観ても痺れますね。

「癒し系の映画」なんてのは言葉としてそれ自体矛盾しておる、とわたしは常々思っています。日常だろうが、非日常だろうが、そんなことは何でもいいけど、ある種のテンションの高ぶり(熱のようなもの)を見せてくれないと、満足できるわけないじゃん、と、まあ、いつもそう思って映画観てます。極論するとね、その熱が向かう方向なんて、なんでもいいのよ。それが、色恋沙汰に向かおうが、暴力に向かおうが、変態に向かおうが。どっちに向かってもいいけど、ちゃんと突き抜けてくれればそれで良し。

その意味じゃ、これ、いつ観ても、何度観ても、その熱に打たれます。エネルギーが向かう先は、終わりのない暴力なんだけど、暴力がどうのこうのの前にまずそのエネルギーの大きさに、痺れます。

うまい説明なんて最初から諦めてますが…、とにかくこれだけは観とかないとまずいでしょう。

しかし、この当時の役者って、みんなすご過ぎる。梅宮辰夫なんて今じゃただのアンナパパor漬物チェーンのオーナーさん(今もあんのかな?)だけど、まぁ~、昔はすげぇ役者だったんだね…。