青の炎 <2003/日本>
青の炎 <2003/日本>
★★★☆☆☆☆☆☆☆ (3points)
なんだこりゃ。もう笑っちゃうくらいに全部ダメ。
冒頭から「あれ」っていう違和感があったんだよね、実は。
主人公(二宮和也)が自転車(ロードバイク、か?)で通学するときの画面の構図。背景は海、でそこから自転車に乗った二宮くんが坂道を駆け上がってくる。急なのぼり坂なので、徐々に二宮くんが現れてくる。一言で言うと、「ふ、ふりぃ~~」。「大丈夫か、蜷川幸雄…?」。
でね、ちゃんと最後まで観ましたよ。だいぶ苦しかったですが。
結論だけ言うとね、もう久しぶりに観たどうしようもない映画。脚本、役者、絵、演出、全部もう笑っちゃうくらいダメ。ここまでダメだと逆に痛快。
いちいち書く気力もないけど、1つだけ書いておくと、二宮くん。最近じゃ「うまい、うまい」って上げられてるそうなので、期待して観てたんだけど、全然下手くそじゃん。人殺しちゃう役なのに、狂気がちらりとも見えない。壊れゆくその過程が観てるこっちにまるで伝わってこない。「青の炎」って「若くて幼くてそれゆえに綺麗な、狂気」のことだって思ってた…俺が間違ってたのか?!これ観せられたら、今の持ち上げ方も、結局は、「”ジャニーズなのに”演技がうまい」っていう下駄はかされた括弧つきの評価なんじゃねぇの、って勘繰っちゃいます。
以上。
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