ペパーミント・キャンディー <1999/韓>
ペパーミント・キャンディー <1999/韓>
★★★★★★★☆☆☆ (7points)
痛い。痛すぎて、劇中何度も画面から目を背けたくなる。
前半は「こいつ痛ったいヤツだなぁ~」、後半は「ん、待てよ…、おれも、こいつみたいにもしかしたら痛いんじゃないか…?」。
物語は過去へとエピソードをさかのぼっていく構成。見てる側は、未来と過去とを行ったり来たりしながら、物語をつなげていく。「あ、あれがこうなって…、で、そうなったわけね…」って。
主人公キム・ヨンホの未来と過去を考えながら、気がつくと、自分自身の過去を考えていた。
また、それが痛くて痛くて。
でも、こういう痛い映画をちゃんと痛く作れる韓国映画に感心。
おバカで底抜けに明るい映画もあっていい。癒されるやわらかな映画もあっていい。
でも、こういう映画もあっていい。
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